やさしい日本語を使うと、観光情報を外国人にもわかりやすく伝えることができます。
今回は一般的な観光情報サイトの記事を参考にして、観光情報の言い換え・編集をしました。
ぜひ見比べてみてください。


関東最東端に建つ「石上酒造」。1844(弘化元年)年に創業した老舗酒蔵だ。大谷石造りの明治蔵、大正蔵などは関東大震災や太平洋戦争時の大空襲などの危機に耐えてきた貴重な酒蔵であり、いまだに現役で残されている。こちらの代表銘柄は「銚子の誉(ちょうしのほまれ)」。約170年もの間、地元の人々に愛されてきた生粋の銚子酒である。

「石上酒造」は、 1844年から 酒を 作っている 古い 店です。
今でも お酒を 作っています。戦争や 大きな 地震が あっても壊れませんでした。
お酒の 名前は 「銚子の 誉」です。銚子市の 人たちが 愛している お酒です。



千葉県産の原料米を使用し、丁寧に仕込まれた酒はこの機械で絞られる。上から圧力をかける槽搾り(ふねしぼり)という方法で、手間はかかるが優しく搾るため、日本酒本来の味を楽しめるとのことだ。そして、搾られた酒は、穴に入れられた容器へ注がれたのち、濾過、火入れを行いタンクへ貯蔵される。


大きな 機械で、 酒を 作ります。
日本の 米を 使って 丁寧に 酒を 作ります。
沢山の 時間が かかりますが、 とても 美味しいです。

酒が できたら、 入れ 物に 入れます。
そして この 穴に 入れて 温かくします。
ごみを 取って、 きれいに します。


昭和初期に造られた貯蔵タンクは全て同じ大きさに思えたのだが、当時は、まったく同じものを作る技術がなかったようで、それぞれ違った容量が記載されていた。ラベルを確認すると「琺瑯」と表記されていた。今でいうホーローである。また、販売店の住所には東京市とある。酒造りのみならず、その時代ならではの様子もご説明頂いたことに感謝である。

お酒は 大きな タンクに 入れて、 売るまで 置きます。
タンクは 1926 年くらいに 作ったものです。 今でも 使っています。



「加満家本店」は 和食(そば、うどん、すし)の 店です。 飯沼観音の 近くに あります。 食べ物が 美味しいので 沢山の 人が 行きます。 午前11 時から 午後3 時、 午後5 時から 午後7 時30 分に 行ってください。 火曜日は 休みです。



カレー蕎麦とまぐろ太巻きを注文。こちらは銚子の定番セットらしいが、さすがに量が多いため、太巻きはシェアすることに。出汁の効いたカレー蕎麦は豚肉とネギとの相性が良くリピート決定。いつまでもアツアツで食べられるのも嬉しい。太巻きも“これでもか”と言うほどまぐろが巻かれており、満足度が高い。そして、想像以上にカレー蕎麦との相性が良かったことも新たな発見であった。銚子に来たら外せないお店である。


カレーそば(カレーの 味がする そば)です。 肉と 野菜が 入っています。スープは、 日本人が 好きな 味です。とても 熱いので 気をつけてください。たくさんの 人が、カレーそばを 頼みます。

まぐろのすしです。まぐろが、いっぱい 入っているので、 嬉しくなります。カレーそばと まぐろのすしを、 頼む 人が 多いです。 2人で 分けて 食べる 人もいます。


810~824(弘仁年間)年、関東を巡っていた弘法大師が開眼したと伝わる「圓福寺(飯沼観音)」。地元をはじめ全国各地の大勢の観音信者より「ちょうしのかんのんさま」として親しまれており、銚子の商店街や繁華街はこの寺を中心に形成され繁栄した。本堂には本尊である十一面観世音菩薩が安置されており、天井に多数描かれている観音様は必見である。

「圓福寺( 飯沼観音)」です。 弘法大師( 空海)が 心を 入れた 仏像が 置いてあります。 昔、お 寺の 周りに たくさんの 人店が ありました。 今でも、 沢山の 人が 行きます。
とても 大きくて、きれいな 寺です。


1645(正保2)年、銚子で醤油製造を始めた「ヤマサ」。今では、日本食の普及により世界各地に工場を持つ大企業となった。一日に製造される醤油は約40万ℓ。日本を代表する醤油メーカーと言っても過言ではない。工場見学では、歴史や製造工程はもちろん、もろみが醤油へ変化していく様子を映像によるバーチャル体験で学ぶことができる。※工場内は撮影禁止です。見学の後は、せんべい焼き体験や醤油ソフトを楽しもう。不定期営業であるため食べられたらラッキーな「ぬれ煎餅やきそば」も人気である。

「ヤマサ」は 醤油を 作っている 会社です。
日本では、とても 有名です。 外国でも 醤油を 作っています。
ここでは、1 日に 400,000ℓの 醤油を 作っています。
連絡を すれば、 醤油を 作っている 所を 見ることができます。
写真は 撮ることができません。 気をつけてください。
醤油味の お菓子や アイスクリームを 食べることが できます。
※先頭のアイコンをクリックすると、詳しい解説が出ます。
例えば『上』の訓読みが「うえ」「うわ」「かみ」「のぼ(る)」などとなるように、漢字には「音読み」「訓読み」の2通りだけでなく、それぞれの中でも複数の読み方が存在します。
特に人物名や地名などの固有名詞では、普段使わないような読み方をする漢字もたくさんあります。
ルビをふることで、ひらがなを読める外国人なら調べたり、現地の人に道を尋ねることもできます。
専門用語は日本人でもわかりにくく、外国人はなおさらわかりません。
説明を多くするなど、かみ砕いて伝えましょう。
上記の酒造りの工程のように、説明部分はなるべくシンプルに直します。
「日本人には情報量が物足りないかな」くらいがちょうどいいかもしれません。
写真のキャプションも、まとめてではなく、1つずつ付けていきましょう。
「明治」「大正」といった元号や、「関東大震災」「太平洋戦争」といった日本史上の出来事など日本人なら知っていて当たり前のことでも、外国人は知らない場合がほとんどです。
西暦や、わかりやすい単語(上記なら「大きな地震や戦争」)に言い換えましょう。
日本人なら知っていて当たり前の情報は、一般的な日本語の文では省かれることがあります。
上の例であれば、「カレーそばは熱い」ということです。これは外国人にとっては、当たり前のことではありません。
日本人には当たり前のことでも、注釈をつけてあげるのが親切でしょう。